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【タンギング完全版Ⅱ】サックスのタンギングあなたの舌の位置は大丈夫?最適な場所が分かればサックスの表現力が95%アップ

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珍しい、内視鏡タンギング時の口内状況を映した、おもしろ写真発見

 

この記事におすすめの人

サックス、タンギングの舌の位置の結論

タンギングは音の発音のしやすさ、リラックス、早く舌付きできる場所がベストです

理由

人それぞれの体力や体格が違うため、舌の位置も人それぞれ違います

目次

  1. タンギングの発音、おさらい
  2. サックスの発音原理
  3. タンギングの時の、舌の位置
  4. 珍しい、タンギング時の内視鏡の口腔写真
  5. タンギングのゴール、あなたの最適位置
1、タンギング発音のおさらい

以前、別記事でサックスはテーパー管のため高温と低温では発音が違うという話をしました

  • 高音域 ⇒ 「ティ」
  • 中音域 ⇒ 「トゥ」
  • 低音域 ⇒ 「トォ」

また注意点として、タンギングをする時はあごを動かさない点を挙げました

あごを動かすと音程が不安定になるためです

2、サックスの発音原理

あなたはサックスがどうやって音が出るかご存知ですか

「リードの振動によって?」

これは、50点の回答です

正しくは、

  1. マウスピースに息が流れ込む
  2. リードの先端がマウスピースの先端とついたり離れたりを超高速で繰り返す
  3. この振動で、「ブー」という音が発生します

Saxophone-Sound-generation

後は本体の穴をタンポでふさぐことで、音程が変わるという仕組みになっています

ですから、マウスピースとリードのセッティング位置はとても大切です

そして覚えていただきたいのは、リード単体だけが振動して音が鳴っているわけではありません

サックスのタンギングは音が鳴っている状態でリードにつけることで

  1. リードの振動を抑えて
  2. リードがマウスピースの穴にフタをする
  3. 息の流れを止める

この3つの動作がほぼ同時に行われているのです

したがって離れる場合は逆で

  1. マウスピースの穴のフタ(リード)が外れる
  2. 息が流れ始める
  3. リードがマウスピースとついたり離れたりを繰り返し音が鳴る

Correct-tonguing

以上がサックスのタンギングのメカニズムになります

マウスピースとリードのセッティング位置や、息が一定量安定して必要なのは、このためです

一般的に下図のようなタンギングの説明がなされることが多いです

しかし、この状態はリードが振動していない時の状態の説明になります

また舌を前後に動かすようにマウスピースに接触させるのは可能ではありますが、速いタンギングが必要な場合は、不向きです

Wrong-Sound-generation

3、タンギングの時の舌の位置

それではタンギングの位置はどこがベストなのでしょうか

口や舌の大きさは個人差がありますが、線舌の先端から約1から1.5センチがベストと言われています

Tongue-position

4、珍しいタンギング時の内視鏡の口腔写真

クラリネットの調べ物」さんのブログで珍しい写真を見つけました

こちらはクラリネット関係の内容ですが、クラリネットもサックスも音の発音原理はシングルリードで同じになりますので、とても参考になります

オーストラリアの「The University of New South Wales」さんの研究によるもので、マウスピースやリードにセンサーをつけて、タンギングの状況を科学的に説明しようとしている研究資料です

Tongue-and-reed-motion

内視鏡による口腔写真!!

Tongue-and-reed-motion

リンク

研究の結果は、人それぞれで舌の位置や息の流れを止める方法など、様々であったというものです

この口の中に内視鏡カメラを入れて検証する熱心な熱量に、驚かされてしまいました(笑)

写真のリードを見るとリードがはっきりとした線に見えていることから、実際に吹いている時ではなく、振動が止まっている状態のものと推測されます

そこが少し残念でなりません

5、タンギングのゴールがあなたの舌の最適位置

サックスのタンギングには明確な最終的ゴールがあります

それは

  1. 音の立ち上がり終わりがクリア
  2. 早く舌を動かせる
  3. リラックスしている

先述した音の発生原理や舌の位置も大切ですが、テクニックや方法論にとらわれすぎると、上記のタンギングの目指すゴールが見えづらくなります

世間一般とは少し異なったとしても、あなたがタンギングの目指すゴールを見失わないで、「トライアンドエラー」を繰り返すことで、最適な方法を身につけることができます

タンギングができるようになると、サックスの表現の幅が格段に大きくなります

あなた独自の音楽を奏でることもできるようになると言っても過言ではありません

(サクト)
(サクト)
焦らず、ゆっくり、楽しみながら練習しましょう

それでは今回のおさらいです

サックス、タンギングの舌の位置の結論

タンギングは音の発音のしやすさ、リラックス、早く舌付きできる場所がベストです

理由

人それぞれの体力や体格が違うため、舌の位置も人それぞれ違います

トピック

  1. タンギングの発音、おさらい
  2. サックスの発音原理
  3. タンギングの時の、舌の位置
  4. 珍しい、タンギング時の内視鏡の口腔写真
  5. タンギングのゴール、あなたの最適位置

それでは今回はこれまで

タンギングの基本的な発音に関する記事がありますので是非参考にしてください

 

この記事を最後まで見ていただき

ありがとうございました!

それでは、また、、

HAPPY SAX STYLE

~幸せになるためのサックス道~

サクトでした

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